家の掃除をしはじめた時に気付く。

去年お母さんがここに遊びに来て掃除した時に使った
クレンザーが空になった。


ゴミ箱に捨てようとそのクレンザーを持つ。
そのクレンザーを触りながら、間接的にお母さんと触れ合った
気がした。そのクレンザーを捨てる事に寂しさを覚えた。



料理をし始めた時に気付く。


去年お母さんがここに遊びに来て料理した時にあったお米
の袋が空になってた。


ゴミ箱に捨てようとそのお米の袋をたたむ。
たたみながら、袋をなぞる。
お母さんが触ったんだなぁってなぞる。。


お母さんと間接的に触れ合った気持ちになれて
その袋を捨てる事に切なさを感じた。



こうして・・・娘心はどこにでもお母さんとの接点を求める。


そして、時間と共にお母さんが残した形ある物はどんどん
消えていく。


残るのは形無き、お母さんの思い出。


気付けば、ゴミ箱の中は娘心で一杯になっていた。